野川ウォーク③(多磨駅~国分寺駅付近)
2019年2月24日 10時スタート
年明けから少しずつ歩いてきた野川も、ついに源流に到達である。
今回も同行者はミッチー氏である。
底なしの体力と意欲に今回も後押しされた。
年始に二子玉川を出発し、いつのまにか慣れ親しんだ多摩地域にいる。
天気も良好、散策日和である。
前回の終了地点付近に到着。今日もここから野川に沿って歩いていく。
スタートしてわずか数メートルで目の前に水車がある。
昔の多磨の田園風景を模したオブジェである。
その横に、古民家がある。
特に期待もせずのぞいてみる。
入ってみると、三鷹市のボランティアのお父さん2名が待機しており、
この周辺の歴史や古民家の変遷や水車の機構について熱く語ってくれた。
大学の講義3限分くらいの情報量と熱量だった。
詳細は省くが、昔の農家の方が、野川の流れを利用して水車を回し、製粉や精米を行っていたらしく、その当時設計された水車が現役時代のまま残っている、大変貴重なものであった。
参考
三鷹市 |三鷹の水車「しんぐるま」|三鷹の水車「しんぐるま」
武蔵野公園に入り、野川はほぼ枯れてきた。
昭和50年代からの宅地開発により、湧水は減っていってしまったらしい。
昭和40年代はこの川が氾濫することもしばしばあったそうだ。想像もつかないが。
道中見つけた案内板。
国分寺崖線から湧水が集まり、流れていく様子が図解してあるので載せておく。
小金井・国分寺付近の様子、もはや水は無い。
多摩地区は関東ローム層に覆われており、水はけが良いためだろうか。
この後上流に行くと、僅かだが水が流れていたので、おそらくこの区間は地下を流れているのだろう。
梅も満開である、春の陽気に写真撮影も捗る。
国分寺市に入り、最上流エリアに到達。
水は確かに流れている。これでも一級河川なのだ。
目覚まし時計が落ちていた。
いろんなことを想像してしまう。
そして、ほぼ終点、上にあるのは中央線の線路。
このトンネルをくぐると、国分寺の北側にある、日立研究所内の湧水池に繋がっているはずである。
研究所内は年に数回しか立ち入ることが出来ないらしい。
ちなみに、前半で登場した水車小屋のお父さんは、開放日に研究所内に入り、野川の源流を見たことがあるのだそうだ。
北口に回り、研究所付近まで行くと、野川の源流を示す案内があった。
ここをゴールとする。
野川踏破。
次はどこへ行こう